作り手のご紹介

~ 輪 島 ~

漆芸作家:赤木明登

赤木 明登


● 作り手としての気持ち ●
「昔のよいものの中にその形を美しくさせているなにかがある。その必然性を感じさせるようななにか。それがなんなのかを捜しながら、器を作っている。」
● 使い手へのメッセージ ●
「僕はものを丈夫にするため、使いやすくするために漆を塗ります。なのに、どうしてぬりものが敏感で扱いにくいと思われるのでしょうか。」


漆芸作品-パスタ皿大(黒) 漆芸作品-パスタ皿大(赤)
パスタ皿大 黒
パスタ皿大 赤
漆芸作品-パスタ皿小(黒) 漆芸作品-楡の鉢小(赤)
パスタ皿小 黒
楡の鉢小 赤





● 略歴 ●
1994年 輪島塗下地の上に和紙を貼った独自の「ぬりもの」を発表。
1999年 極薄手の木地を使った、薄物のシリーズを発表。
2001年 江戸時代の無地の輪島塗をイメージした、「能登根来」シリーズを発表。
2003年 李朝時代の日常雑器をイメージした「今高麗塗」シリーズを発表。
2004年 独自の乾漆技法を使った「ペラペラ」シリーズを発表予定。
● 趣味 ●
食材を野や山で採り、自分で育て、料理し、器に盛り、 家族、友人たちとともに食べ、飲み、歌い、踊ること。
● 家族 ●
妻、2女、1男。


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URL : 







漆芸作家 四十沢宏治

四十沢 宏治


● 作り手としての気持ち&使い手へのメッセージ ●

私、四十沢宏治は指物屋、四十沢木材工芸の2代目です。今は曲物木地、挽き物木地、ほう木地(刳り物)と漆器の木地ならお椀以外は全て扱う木地屋になっています。
父が1979年当時に最新鋭の木工用工作機械であるNCルーターを業界に先駆けて工場に導入し、私は高校時代からそのNCルーターのプログラミングを手伝っていました。工房では現代の道具からカンナや小刀までを駆使して漆器木地の幅を広げています。
輪島の木地は輪島塗になってしまうと、使い手側から木地の仕上がりや素材がほとんどわからなくなってしまうということ、それが木地屋として残念で平成3年から使い手が天然の木目や素材を感じ取れるよう欅拭漆シリーズをはじめました。
平成12年からは地元輪島にて9人の仲間と「ギャラリーわいち」を共同運営、作品展示をとおして、使い手に塗り物を直接提案しています。今は妻、葉子と二人三脚で自分たちがほしいと思う、形と使い方を考えています。
皆さんに気軽にそして大切に漆器を使って欲しいと思っています。
今年は体がなまらないよう週一回プールを目標に掲げ妻と娘も巻き込んで頑張っています。






● 略歴 ●
1962年 石川県輪島市生まれ
2000年 平成12年度石川県デザインセンター選定商品に選ばれる
2001年 平成13年高岡クラフトコンペ入選



《 工房ご案内 》
住 所:
〒928-0062 石川県輪島市堀町3-8-1
電 話:
0768-22-0539





漆芸作家 鵜島啓二

鵜島 啓二

渋く、つやを抑えてある漆器が、使えば使うほど深い輝きを増してゆく。石川県輪島市の塗師、鵜島啓二さんが作るつや消し椀は、光沢を帯びる漆黒の器という輪島塗のイメージとは一味違う趣だ。「使う人に愛着を持ってもらおうと願って作るよ」。話しながらも手は休めず、背筋がすっと伸びている。
鵜島さんの塗りは、つやを消して赤と黒を重ね塗りする独自の手法。きっかけは、漆器作りを継ぐことをやめた若者が塗った椀を見たこと。塗りはたどたどしく、伝統的な輪島塗には程遠い物だった。しかし、「美しくはなかったが、何か引き付けられた」と鵜島さんは回想する。不思議な魅力が鵜島さんをとらえ、その後半年間、試行錯誤を繰り返した。そして、輪島にはなかった漆器が生まれた。
漆を丹念に塗り重ねるところまでは同じ。その後のつや出し工程を思い切って省き、仕上げてみた。輪島塗の持ち味の「ぬくもり感」がしみじみと深く、「毎日表情が違い、使い込むうちに輝きが増す」という。漆器屋からも「鵜島さんの塗り方で」と依頼が来るようになった。「自分独自の器を作っている、今の方が面白い」と鵜島さん。
使い手との結び付きを求めて若手職人らとともに、2000年3月に「ギャラリーわいち」を同市内にオープンした。ギャラリーのモットーは「うるしはともだち」。もともと鵜島さんが展示会で使った言葉を、仲間が拝借した。「漆は生きている。漆と友達にならないと漆が怒り、漆にかぶれる」。跡継ぎはいないが、「こういう時代なのだから仕方がない」と割り切り、「うるしはともだち」の心を若手に伝えていくつもりだ。
(北國新聞 記事より抜粋)







● 略歴 ●
1940年 和歌山県海南市に生まれる
1956年 山元精巧堂弟子入り(4年間)
      その後、松井孝八 師ほか、輪島塗名工諸先輩に指導を受ける
1987年 通産省より伝統工芸士に認定される
1994年 東京「ギンザ・コマツ」にてグループ展
1995年 石川県立輪島実業高等学校非常勤講師
      東京・日本橋「わきざか」にてグループ展


《 工房ご案内  》
住 所 : 
〒928-0001 石川県輪島市河井町駅前3
電 話 : 
0768-22-5233



漆芸作家 角 好司

角 好司

● 作り手としての気持ち ●
楽しく使って頂くよう、楽しく塗っております。漆ってこんなに遊べるんですよ。

● 使い手へのメッセージ ●
投げたボールをどう打ってくれるか、わくわくしています。







● 作歴 ●
1949年  石川県輪島市生まれ
1969年  蒔絵師木村文三郎氏に弟子入り
1974年  蒔絵職人を目指し独立
1988年  自分自身の漆を問うための個展ギャラリースペース(金沢)以後、各地で個展を開く
1993年  塗りの系譜展 東京国立近代美術館工芸館
1996年  現代日本の漆芸展 ニューヨーク、 デンバー
       現代日本の工芸展 国際交流基       
2000年  日蘭交流400年記念現代漆芸展(アムステルダム)

● その他 ●
趣味 : 野菜作りを始めて8年目です。薬は使いません。回りの田んぼや畑で農薬をまくと全部集 まってきます。最近はミントなどハーブをサンドすると虫が来ないことがわかりました。スーパーの野菜より小さくて不細工なんですが、これが野菜の味 たまりません。





漆芸作家 寒長 茂

寒長 茂


● 作り手としての気持ち ●
 分業制が確立している輪島の椀木地師です。お椀の木地の多くに他産地のものを使っている輪島で「仕事より値段」を求められるたびに、空しさを感じていました。10年位前より自分で刷毛を持ち、漆を塗るようになり、世界が広がりました。お椀の弱い部分を補強する布着せは下地職人 水上英治さんに、粉が重くて回転させながら乾かす 本朱の上塗りは上塗り師 隅 祐智さんにお願いしています。漆は木地師に誇りを持たせてくれ、今はこの仕事に就いてよかったと思っています。ケヤキの木目を生かした塗りなので「想」の1字を入れています。自分がよいと思うものを形にして、同じように感じたお客様がどんな使い方をされてもいい様な、強い塗り物を目指して塗っています。
● 使い手へのメッセージ ●
木地師であることに、ほこりを持たせてくれる漆。
木目の心と書く「想」の1字を入れています






● 木歴 ●
1958年 母 雪枝より誕生
1980年 父で椀木地師、寒長茂夫に弟子入りし、
      輪島塗(産地)の素地としての椀、盃など挽物技術を習う。
1990年 ケヤキの木目を生かした、漆塗り椀など作り始める
1993年 輪島塗木地部門で伝統工芸士認定
1999年 岐阜 ギャラリー独楽にて初の個展


《 工房ご案内 》
住 所 :
〒928-0062 石川県輪島市夕陽ヶ丘14-1-34
電 話 :
0768-22-3919





漆芸作家 桐本泰一

桐本 泰一

● 作り手としての気持ち ●
漆器は木や漆といった自然からの恵みを使い、木地、塗りの職人さんをはじめ、いろいろな方面からきょうりょくしていただいている方々と一緒になって作りあげます。
独りよがりになってはいけないけれど、「少しでも多くの人々に木や漆を知ってもらい、使ってもらえるものを作りたい」という思いが、私のモノづくりの原点です。     
桐本泰一:企画、構想/デザイン/監修
仲間たち:木地・下地・研ぎもの・上塗り・蒔絵・呂色に携わる職人さん。

● 使い手へのメッセージ ●
漆が木に塗られると・・・使うための強さが加わる、腐らないようになる、きれいになる、使うと気持ちよくなる、直しながら使えるようになる・・・
以外と知られていないことが多いのです。
輪島にて木を刳る加工が得意な朴(ほお)木地屋が考える、漆の器、家具、建築内装材などをご覧ください。木や漆の新しい発見があるかもしれません。







● 作歴 ●
1962年 石川県輪島市に生まれる。
1985年 筑波大学芸術専門学群生産デザインコース卒業
1985年 コクヨ(株)意匠設計部入社
1987年 輪島朴木地工芸 桐本木工所入社
      朴木地(ほうきじ)職見習いを経て、木地屋からの創作漆器デザイン提案や木地屋が想う漆の創作をはじめる。
       現在も継続して活動中。
1993年 「あかりのオブジェ展」入選・岐阜
1993年 「国際デザインコンペティション・石川」入選
1994年 「木と漆のクラフト大賞展」入選・木曽
1996年 「国際デザインコンペティション96・石川」入選
1996年 個展「漆の考現楽」梅ヶ丘アートセンター
      以降、個展・グループ展を中心に活動
1999年 「国際漆デザイン展・99石川」入選
2000年 輪島市河井町わいちにて、地元の木地師、塗師、蒔絵師たちと「ギャラリーわいち」を開店させる。
2000年 ギャラリーわいちが「グッドデザイン賞・新領域デザイン部門」を受賞。
2000年 「プロダクトデザインの広がり」磯貝恵三+筑波大学生産デザイン編
      (工業調査会)を共著出版。
2001年 「石川デザイン賞」受賞。石川県デザインセンター
2002年 筑波大学総合講座非常勤講師
2003年 「石川TOYP大賞」受賞。
      (社)日本青年会議所北陸信越地区石川ブロック協議会
2003年 金沢大学経済学部総合講義非常勤講師



● その他 ●
趣味  :しごと。本屋巡り。



2004年10月7日
三越日本橋本店本館5階に「キリモト」がオープンします。
初代桐本久幸が輪島に桐本木工所を開業したのが昭和の初め。それ以前の桐本は輪島塗の製造販売を手がける「塗師屋(ぬしや)」でした。
二代目俊兵衛が輪島での木地屋として確固たる地位を築き、輪島の漆器専門の木地屋として創業75年。



この度、三代目泰一が手がけている「漆のオーダー家具システム」を携えて、三越日本橋本店本館5階の「J.SPIRITS」に出店いたします。
これを契機に新ブランド「キリモト」を整えて、輪島の木地屋らしい、漆の家具、漆の器などをご提案いたします。


《 工房ご案内  》
住 所 : 
〒928-0011 石川県輪島市杉平町成坪32
電 話 : 
0768-22-0842
メール : 
houkiji@big.or.jp
URL : 
http://www.kirimoto.net





漆芸作家 長井 均

長井 均

● 作り手としての気持ち ●
輪島塗の工程で下地塗りの技術を習ったので、下地でできる、見せられる塗り物を作っていきたい。

● 使い手へのメッセージ ●
作り手の顔を思い浮かべて使ってほしい






● 作歴 ●
1957年 石川県輪島市生まれ
1972年 池端龍作師に入門
1977年 独立
1990年 独自の塗り物を始める
1991年 輪島塗新作見本展・市長賞受賞
以後、全国各地のギャラリーにてグループ展・個展を開催


● その他 ●
<趣味> 座り仕事なので汗を出すこと。ジョギング、サイクリング


《 工房ご案内  》
住 所 : 
〒928-0001 石川県輪島市河井町17-13-6
電 話 : 
0768-22-3405
FAX : 
0768-22-3405





漆芸作家 中島和彦

中島 和彦

明治創業の蒔絵工房3代目。
古代の蒔絵を参考に、現代の色漆による色の組み合わせを模索中。細密な蒔絵技法、それ以前の絵心に特筆すべき力を持つ。
明治期の蒔絵技法発掘中。肉合い(ししあい)高上げ、付書き、皆研ぎ出しなどを古物の修理から学んでいる。
器、家具への蒔絵だけでなく、独学で乾漆素地技法を習得。印籠素地、乾漆素地の器づくりの成功など、「モノづくり」が大好きな絵師。






● 略歴 ●
  1962 輪島市生まれ
  1981 父・松朗氏に師事
  1985 石川県立輪島漆芸技術研修所卒業
  1989 石川の伝統工芸展 入選


《 工房ご案内  》
住 所 : 
〒928-0079 石川県輪島市鳳至町畠田1-1
電 話 : 
0768-22-0633






漆芸作家 箱瀬淳一

箱瀬 淳一

● 作り手としての気持ち ●
古い名品をよく観察・勉強 そしてそれにとらわれず・・・と思ってますが なかなか難しい。

● 使い手へのメッセージ ●
自由に






● 略歴 ●
  1955年 石川県輪島市生まれ
  1975年 蒔絵師 田中勝氏に師事
  1977年 輪島市美術展 初入選
  1980年 日本新工芸展 初入選 他入選4回
        輪島市美術展 受賞 他受賞4回
  1984年 伝統工芸輪島塗展 受賞
  1989年 日展入選
  1992年 輪島市美術展 最高賞
        日本新工芸石川展 北國新聞社賞
        朝日現代クラフト 招待出品
  1993年 日本新工芸展 新工芸賞
  1994年 日本新工芸展 石川会賞
        彫刻の森美術館 あすをひらく新工芸展 大賞
        他 国内・海外にて個展多数

● 趣味 ●   安くて美味しいワインを探してます


《 工房ご案内  》
住 所 : 
〒928-0034 石川県輪島市長井町23-2
電 話 : 
0768-22-7969





漆芸作家 福田敏雄

福田 敏雄


● 作り手としての気持ち ●
人は腹が減ると怒りっぽくなるようですが、せめて三度のめしぐらいは気持ちよくいただきたいものです。
自分の作った漆の食器が、そんなところでお役に立つなら幸いです。
● 使い手へのメッセージ ●
少々乱暴に扱っても大丈夫なよう作ってあります。
漆器を特別扱いするのは間違いです。
一度使ってみるしかありませんが、ハマリます。





● 略歴 ●
  1954年  石川県輪島市生まれ
  1978年  前田漆器工房に弟子入り
  1982年  年季明け
  1985年  下地職人として独立
  1991年  普段使いに適した独自の塗りを始める
  1993年~96年 「銀月工房」の名称で各地で個展、グループ展に出品
  1997年~ その後も、日常生活漆器として製作、出品を続ける


《 工房ご案内 》
住 所 :
〒928-0041 石川県輪島市中段町平7番地
電 話 :
0768-22-3989
FAX :
0768-22-3989




漆芸作家 谷内直人

谷内 直人

● 作り手としての気持ち ●
加飾、塗り、木地のどれか一つでも作り手の個性が出ている作品が好きです。

● 使い手へのメッセージ ●
決まった使い方だけでなく、こんな事にも使えるという自由な感覚で使ってほしい。







● 略歴 ●
  1959年 石川県輪島市生まれ
  1978年 漆芸作家 桜井一良 師事
  1986年 石川県立輪島漆芸技術研修所卒業

日本新工芸展 出品7回 入選7回 受賞1回
石川県現代美術展 出品3回 入選3回 受賞2回
輪島市美術展 出品委嘱 審査員4回 受賞4回
日本新工芸石川会展 出品11回 受賞2回
伝統工芸輪島塗展 出品22回 受賞13回 無鑑査5回
石川県輪島漆芸美術館所蔵作品  2点
個展1回 グループ展多数



《 工房ご案内  》
住 所 : 
〒928-0061 石川県輪島市新橋通り7字12
電 話 : 
0768-22-2731




漆芸作家 吉田宏之

吉田 宏之


輪島塗は木地、下地、塗り、ロイロ、蒔絵、沈金など分業になっていて、私の専門職は塗りの最終工程の上塗りです。1年の内の大半は工房で漆器の上塗りをしております。その合間に自分の作品を作り、東京ドームでのテーブルウェアーフェスティバルでの出展、銀座越後屋美術サロンでの展示会など使い手の皆様と接する事で新たな作品のアイデアをくみ上げております。
● 作り手としての気持ち ●
理想は自分の作りたいものを作り、使い手に皆様に喜んで使っていただき、使い手の意見をくみ上げながらさらに作りたいもの、使っていただきたいものを作り続けたいと思います。
● 使い手へのメッセージ ●
輪島塗は使ってこそ、美しさや堅牢さを発揮できると思います。しまい込まずにどんどん使っていくほどに愛着も生まれます。修理すれば新品のように蘇ることが出来るのも輪島塗の自慢です。使い込んでは修理する。このサイクルで輪島塗は一生ものの器です。輪島塗は使い捨てにならないエコロジーな器です。





● 経歴 ●
昭和36年5月10日生まれ
昭和59年甲南大学理学部卒
同年輪島にて父吉田啓一のもとで漆器製造を始める。
石川県立輪島漆芸技術研修所卒

● その他 ●
   年齢  :43歳
   趣味  :ボウリング 映画鑑賞
   家族  :この道一筋60年の父、社交的で商売上手な母、愛嬌のある妻

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経済産業賞製造産業局長賞受賞作品


平成16年度 全国伝統的工芸品公募展で
吉田宏之さんの「長手弁当箱」が
経済産業賞製造産業局長賞を受賞しました。
本年度のテーマは「本物を使う心の豊かさ」です。


《 工房ご案内  》
住 所 : 
〒928-0001 石川県輪島市河井町21-64
電 話 : 
0768-22-2246
FAX : 
0768-22-9148






石畑 哲雄


● 作り手としての気持ち&使い手へのメッセージ ●
ふつうの生活を送る人が、愛着をもって日々使える器を作る。これを基本に考えたい。器は使ってナンボだから、実用性より意匠がしゃしゃり出る事は避けたいと思う。





● 作歴 ●
1950年、輪島市生まれ。70年代初めより約20年を京都で過ごし、92年輪島に居を移し、漆器制作の道に入る。独立の後 制作を続け、いまに至る。


《 工房ご案内 》
住 所:
〒928-0079 石川県輪島市鳳至(ふげし)町畠田102-3
電 話:
0768-22-5644
FAX:
0768-22-5644
E-mail :
ishihata★camel.plala.or.jp
(メールくださる方は★を@に 換えてください)  






漆芸作家:高田晴之

高田 晴之


● 作り手としての気持ち ●

椀木地業の傍ら、木を削り、漆を塗る一貫制作による漆器作りにも取り組む。
素材の持ち味を生かしスッキリとしたデザインの気軽に使える器づくりを心がけている。


漆芸作品-いちょうの木の鏡餅
「いちょうの木の鏡餅」6,825円

餅は銀杏の木で、みかんは漆の木で作りました。
銀杏の木の白くて、やわらかい持ち味に惹かれました。
漆芸作品-イチョウ皿5寸(左)姫椀(右) 漆芸作品-イチョウ皿6寸
左:「イチョウ皿5寸」4,410円
右:「姫椀」     4,200円
「イチョウ皿6寸」5,775円

材はすべてイチョウで、筋目(挽目・カンナ目)を残して、拭漆で仕上げました。
輪島では主にケヤキでイチョウはあまり使われませんが
漆をよくすい込むのと、軽いというイチョウの性質を生かし、使いやすさと価格をおさえると言う事に重点を置き、成形の段階より工夫を凝らしました。




● 略歴 ●
1968年 広島県三次市生まれ
1992年 武蔵野美術大学工芸デザイン卒業
1995年 石川県輪島漆芸技術研修所卒業
   椀木地職人に弟子入り
1999年 独立


《 工房ご案内 》
住 所 : 
〒928-0033 石川県輪島市稲屋町5-1-5






~木 曾 ~



漆芸作家 北原 進

北原 進


● 作り手としての気持ち&使い手へのメッセージ ●

今の仕事を始めて早15年が過ぎました。日々のくらしの中にもっと木の器を使ってもらえるよう、漆を塗った丈夫で使いやすい器を作っています。
木と漆のぬくもり・やさしさを感じられるような作品作りを心がけています。
漆職人の父と、木工を中心とした仕事の私とで、木地作りから漆塗りの仕上げまでの作業を行っています。
ロクロ、指物、刳り物などの技法で色々な表情の器が生まれます。





● 略歴 ●
  1966年 信州木曾に生まれる
  1985年 家具作家のもとで木工の修行を始める
  1989年 漆の仕事を父のもとで始める
  1994年 第68回国展へ初出品 入選
  1999年 第73回国展 工芸部奨励賞受賞
  2004年 第78回国展 入選(連続11回入選)
  現在 国画会会友
  関東・関西地区を主に、グループ展、個展をやっています。
● その他 ●
  年齢   38歳
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北原さんが「国展」で新人賞を受賞されました。
受賞作品は「内木地呂長盛器」です。

国展開催予定です。

 ・2005年4月23日(土)~5月 7日(土) 東京都美術館
 ・2005年5月17日(火)~5月22日(日) 愛知県美術館ギャラリー
 ・2005年5月31日(火)~6月 5日(土) 大阪市立美術館


《 工房ご案内 》
住 所 : 
〒399-6302 長野県木曽郡楢川村平沢2425-6








漆芸作家 小坂伸一郎

小坂 伸一郎

● 作り手としての気持ち ●
作品を一貫製作することにより、使い手の方の細かな要望に答えられるよう努力しております。

● 使い手へのメッセージ ●
漆の作品は作りが確かなものであれば修理、塗り直しが可能です。私の作品は木地作りから漆塗りまで一貫製作を行っております。どんどん使って漆の良さ、木のぬくもりを味わっていただきたいと思います。










《 工房ご案内  》
住 所 : 
〒399-6302 長野県木曽郡楢川村平沢1588-2
電 話 : 
0264-34-2259










漆芸作家 小坂 康人

小坂 康人

● 作り手としての気持ち ●
自分なりの企画、アイデア、思い入れ等がお客様に受け入れられ喜んで頂けたときにはとても嬉しい。しかし使用するのに差し支えないような小さなフシ(ゴミ)やスレを気にされるときには、何を求めているのか分からなくなります。

● 使い手へのメッセージ ●
以前からどんな経緯で漆器の取扱が、面倒で厄介なものになっていたのか分かりませんが、なるほどその手入れ内容には間違いはないにしても、項目や順番を覚えるだけでも大変な作業を、日常使いの食器などにも当てはめて考えられていることが多く受けとめられます。そのような複雑な作業は祝祭器など年に1、2回程度しか使用しないものに限られると思います。それはたとえ陶器であっても同じ事ではないでしょうか。
電子レンジ、食器洗い乾燥機や長く湯水のなかに付け置くことの3点を避けて頂ければ、他の食器と同じ取扱と思って下さい。






● 略歴 ●
1952年 木曽楢川村に生まれる
1976年 長野県立漆芸学院卒業(第一期生)
1983, 1987年 中信美術展入選
1985年 漆芸一級技能士 資格取得/同技能士大会 準優勝受賞
1993年 漆芸伝統工芸師 資格取得
1994年 木と暮らしのクラフト大賞展 入賞
1995, 1996年 長野県デザイン展 入賞
1996年 札幌芸術の森クラフト展 入選
1997年 NHK・TV全国ネット及び国際放送にて「うるしグラス」が報道される
1998, 1999, 2002, 2004年 国展入選
1998, 2000, 2002, 2004年 長野県井上百貨店にて個展
2000年 札幌芸術の森ビアマグランカイ 入選
2002年 ニューヨーク「ホテルザキタノ」ギャラリー常設展示
   NHKラジオ全国放送生トーク番組に出演
2003, 2004年 新宿京王百貨店にて個展

● その他 ●
  年齢   51歳
  趣味   家庭菜園、ウォーキング、コーラス、酒
  家族   妻、長男、母


《 工房ご案内  》
住 所 : 
〒399-6302 長野県木曽郡楢川村1817-1
電 話 : 
0264-34-2245
URL : 
http://www13.plala.or.jp/suitouyo









漆芸作家 手塚英明

手塚 英明


● 作り手としての気持ち&使い手へのメッセージ ●
漆器のふるさと平沢にある楢川小学校は、木曽桧の香りただよう総桧造りの校舎です。そこで使う給食食器は、全て木曽漆器です。3年生以上の子供達は、授業で漆塗りの実習をし、自分で塗った器を家で使っています。
このように、木曽平沢の漆器は発生当初から、特別な日に使うものではなかったのです。気軽に自由な発想を持って日常の生活に使っていただきたいのです。傷のつくことなんか恐れず、毎日毎日愛着を持って使っていただきたいのです。洗う場合には、普通の食器と同じような手洗いで扱っていただければ良いと思います。ただ、漆器も生き物です。使ったり洗ったりする場合は、ほんの少しの愛情を器に持っていただけたら幸いに存じます。
毎日使う漆器は、すれたり傷がついたりします。「少し疲れたかなあ」と思うころにはメンテナンスに出してください。器が生き返ります。漆は木から採った自然塗料で、乾かす時も温度と湿度があれば自然に乾きます。空気を汚すこともありません。また、修理して使えるので使い捨てをして「ごみ」を増やすこともありません。皆様に安心して使っていただけます。創り手は、いつも使い手の笑顔を思い浮かべて創っています。自分が創った器が、少しでも日々の生活に潤いを与えられたらと思い創っています。幼児から御高齢な方まで皆に使っていただきたいのです。





● 略歴 ●
1956年 長野県木曽平沢に生まれ
1988年 7代目ちきりや万右衛門継承
ジャパンデザインコンペティション石川
   1989年 日本精漆工業協同組合理事長賞
日本クラフト展
   1991年 優秀賞
全国漆器展
   1997年 日本経済新聞社賞
   1998年 長野県知事賞
   2000年 通商産業大臣賞,
   2001年 日本漆器協同組合連合会理事長賞
   2002年 林野庁長官賞
   2003年 全国漆業連合会会長賞
テーブルウェアー大賞
   1997年 入賞
   1998年 優良賞, 東京都知事賞
   1999年 奨励賞, 優良賞
   2000年 最優秀賞
ビアマグランカイ
   1997年 札幌芸術の森賞
   2000年 優秀賞
伊丹国際クラフト展
   2002年 グッドマテリアル賞


《 工房ご案内 》
住 所:
〒399-6302
長野県木曽郡楢川村平沢1736-1
電 話:
0264-34-2002
メール:
hideaki@chikiriya.co.jp
URL:








漆芸作家 宮原省二

宮原 省二

● 作り手としての気持ち ●
長く使える作品を

● 使い手へのメッセージ ●
気を使わずに使ってほしい







● 略歴 ●
  1950年 木曽平沢に生まれる
  1976年 漆芸家 杉下繁氏に師事
  1992年 日本現代工芸美術展 初入選(以後毎年出品)
        日展 初出品 初入選
  1995年 松本市芸術文化賞 受賞
  1997年 日本現代工芸美術展 現代工芸賞 受賞
        京都・金閣寺の修復にあたる
  1998年 長野県展 知事賞 受賞
  2000年 信州の近現代工芸展 出品
  2001年 日本現代工芸美術展 現代工芸本会員賞 受賞
  2004年 東京青山にて個展

  (社)現代工芸美術家協会本会員 信州美術会会員
● その他 ●
   趣味  :自然鑑賞
   家族  :妻 長男 長女


《 工房ご案内  》
住 所 : 
〒399-6302 長野県木曽郡楢川村平沢2400-1
電 話 : 
0264-34-2142





~ 鯖 江 ~


漆芸作家 山本英明
山本 英明

● 使い手へのメッセージ ●
<生活をちょっと豊かにするための小道具>として 毎日の食卓にやきもの、ガラス、漆器を使ってください。


漆芸作品-汁椀(朱) 漆芸作品-紅茶盆
汁椀 朱
紅茶盆



● 略歴 ●
1940年 福井県鯖江市生まれ。祖父の代から続く越前の塗師屋三代目。
物心ついた頃から漆と戯れるように暮らす。15歳でこの道に入り、通産大臣賞など数々の賞を受賞し、技術面で最高峰にのぼりつめるが、その後、使い手が日常の暮らしに豊かさを感じられる質実堅牢な漆器作りへと方向を変え、現在に至る。時代や人々の生活に合わせ、本当に必要とされる漆器を作り続けている。  「塗師屋のたわごと」より







~ 姫 路 ~


漆芸作家 野村俊彰
野村 俊彰

● 作り手としての気持ち ●
現代の生活空間に溶け込む器を作りたいと思っています。自分の作るものが「今日の食卓の塗り物」になっていれば嬉しいのですが。

● 使い手へのメッセージ ●
塗りなおしにも応じますので、毎日どんどん使っていただきたいと思います。


黒5寸皿
やわらか椀
漆芸作品-パスタ皿大(黒) 漆芸作品-パスタ皿大(赤)
黒長皿
はぞり7寸鉢




● 略歴 ●
石川県山中町にて木地、漆工の修行後、1981年より器作り。
姫路、東京等でグループ展、 個展数回

● その他 ●
<趣味・家族>
趣味はしいて言えば、仕事中に聞く音楽でしょうか。家族は妻と娘(高1)息子(中1)と雑種犬1匹
<年齢> 54歳

《 工房ご案内  》
住 所 : 
〒671-0234 兵庫県姫路市御国野町国分寺844
電 話 : 
0792-53-5315









~ 三 田 ~

大蔵 信一

漆の風 工房おおくら
自然のなかで、風に吹かれて・・・

食器から食卓コーディネイトへ!
食卓から生活提案へ



● 略歴 ●
  1948年 石川県生まれ
  1976年 大阪デザインセンター 研修生2年
  1978年 神戸大学美学科 研修生1年
  1987年 大阪吹田NHK文化センター講師
  現在 三田市在住

《 工房ご案内  》
URL : 
http://homepage3.nifty.com/urusi/









~ 岡山 ~



仁城 義勝

● 作り手としての気持ち&使い手へのメッセージ ●
命と心の糧 いただくに事足りる粗々とした器に出会えたらと思う。
特別なことを表現するのではなくごくあたりまえの樹と人の命。
人間と器の用。用の内なる掌 その関係性とつながりの源風景を訪ねる旅の中、器としての姿に出会える事を願って。

漆芸作品-4寸小鉢・3.5寸小鉢 漆芸作品-5寸椀
4寸小鉢・3.5寸小鉢
5寸椀
漆芸作品-7寸鉢 漆芸作品-8寸皿・6寸皿・5寸皿
7寸鉢
8寸皿・6寸皿・5寸皿




● 略歴 ●
   1944年 朝鮮に生まれる(本籍井原市)
   1975年 富山、秋田にて挽物・漆を習う
   1980年 倉敷にて「木の器屋」工房仁設立
   1984年 倉敷アイビースクエアにて初の展示即売会
         以来福山・倉敷・岡山・京都・東京・ドイツ他各地
   1987年 国展入選(87・88・89)
   1988年 井原市に移転
   1990年 日本クラフト展入選(90・91・92)
   1996年 日本の塗物12人展(ドイツ美術館巡回展)
   2003年 オストホルシュタイン美術館(ドイツ個展)