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赤木さん在廊日 5月12日(金)・13日(土) | ||
「菊花」は、清明と、気品と、不老長寿を表し、「桐花」 | ||
は、鳳凰の宿木で、死後の再生を願うものだ。菊桐 | ||
ともに、悦ばしく高貴な文様でありながら、その背景 | ||
には死への意識が潜んでいる。器の文様は | ||
象徴性をもちながら此の世界と人間の、自然と | ||
人間の、生と死の循環の、宇宙的な係わりを表現 | ||
している。それぞれの文様の持つ物語を紡ぎなおし、 | ||
工藝の持つ宇宙論的な意味を再構築するという、 | ||
壮大な仕事に此処から取り組んでいきたいと思っている。 | ||
赤木明登 |